風邪ときどき大学

 2日。辞令交付があり、正式に某私大の助教(常勤講師)となりました。一応、ちゃんと辞令を受けてから書こうと思っていたので遅くなりましたが。これから国際協力とかNGOとか、これまで「実践」してきたことを「教える」ことが仕事になるのですが、実践も継続していくつもりです。皆さん、今後ともよろしくお願いします。福岡市内にまだ住みますし!

 …と辞令を受けたのはいいもののその日、いや正確にはその2日前の土曜日ぐらいからえらく喉が痛み、当日はロクに声も出せない状況…けれど行かないわけにも行かず、電車で行く予定を融通が利く自動車に変えてSAで休み休み大学に向かい、一通りの手続きを済ませた後、ろくすっぽ研究室を整理する暇もなくとんぼ返りで家に帰り、近くの病院に我慢できずに飛び込んでみると、お医者さん曰く「ひどく喉が痛んでますねぇ。これは咳するのも大変でしょう」とのこと。幸いにもインフルエンザではないようで、風邪薬をもらって帰って軽く食事をして寝ました。そうそう、病院で「熱はありましたか?」といわれ、「ないと思いますけど」といいながらも渡された体温計ではかってみると8度近く。「えーっと、ありました、熱」と、落としたコンタクトレンズを一緒に探しながら、実は自分が足の下に踏んでいたのを所在なさげに指さす小学生のように伝えたのでした。

 それから2日間。辞令を受けて即座にダウンして布団の中。熱と咳と鼻水のトリプルアタックという、某頭痛薬のダブルブロックも歯が立たないどころか、3つの色の風邪薬を全部飲まなきゃいけないじゃないか!という状況に陥り、うんうんと唸り続け、5日朝にようやく復帰。その足で、入学式で新入生の皆さんを迎えてきました。その後、簡単な挨拶を生徒さんたちにし、研究室内で少し話のネタを仕込みつつ、でもやはり体が怠く、「花見」があるらしいのですが、遠慮させてもらって帰宅しました。いや、人付き合いが苦手なわけではないんですけど……いや、本当に(苦笑)。

 来週からは授業も始まります。ある程度の準備はできてますが、すぐにその預貯金は使い果たしてしまいそうな感じです。週末にかけて少しずつ準備をせねば。新入生の皆さんの顔を眺めつつ、若い、元気のある、やんちゃそうな彼らとこれからどんなつきあいが始まるんだろうと思うとワクワクもし、またドキドキもします。

 あ、でもその前に風邪を完治させます!まず!