漫画堪能〜Boichi『PRESENT』@モーニング

うーん、今日も寒かった。明日ももっと寒いそうだ。早起きをしたつけか、昨日夜はめちゃめちゃ眠いくせにごちゃごちゃといろんなことをしていて少し寝るのが遅くなり、今日は目が覚めたらお昼過ぎ。久しぶりに午後起きだった。少し頭はすっきりした感じがするなぁ。睡眠は大切だ。まどろみつつ週刊漫画雑誌「モーニング」を読む。

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今号はなんと言っても、今年5月に同じモーニング誌で読切漫画『HOTEL』で超話題になった韓国人漫画家Boichiの新作『PRESENT』だ。前作は2chでもスレッドが立つほどの話題となったもので、地球の温暖化により滅亡の危機に瀕した人類が行ったプロジェクトのひとつとして、人類以外の地球生物のDNAを、地球環境を壊した人類の罪の記録として残すためにつくられた巨大な塔、HOTELを巡る話。自己進化、自己修復能力をもつこの塔が人類滅亡後、その使命を果たすために存在し続け、一方、隠して持っていたあるものが、その後の新たな地球を生み出すという一大叙事詩だった。Boichiが生み出す世界観と、その物語は絶品だった。

そして今回の読切の『PRESENT』。Boichiが欄外で「11年前から温めていたネーム」で「ようやく作品にすることができ」たと書いているように、作者の思い入れの強いSF作品。難病によってようやく目を覚ました女性。しかし生きられるのは僅か3日という現実。夫はそれでも「心配しないで」とその妻を励ますが、その辛さに呵まれる。夫の父親は「我慢しろ」と激怒する。妻が最後の日を迎えたとき、夫は……なんて内容。スケールは確かにダウンしたかもしれないけれど、その物語はまさに王道中の王道。最後の最後にその愛の深みを実感する展開が待っていてまさに至福。立ち読みでも是非これだけは読んで欲しい。

最後の展開による驚きは、山下和美天才柳沢教授の生活」にも今週はあったな。この漫画はほんと僕は好きだ。あ、あといつも通り大橋ツヨシエレキング」は大笑い。住宅にクマ出現!のオチは…わはは!大笑いといえば、東村アキコ「ひまわり」もだな。モーニングの漫画の充実は相変わらずで大満足だ。

自分の生活に戻って。夕方、某NPOの勉強会に参加して帰宅。ビデオに撮ってた世界クラブチャンピオンシップを見たりしながら今に至る。うむ、今度は『24』見るぞ!