40年前と同じことをしている。

 今日、7日は米国議会の中間選挙が行われる。民主党優位といわれるものの、フセイン元大統領の裁判の1審を持ってきて、911以降の己の正当化をするブッシュ率いる共和党の性根は分かっていても気にくわん。

 その共和党はこんなCMを打っているそうだ。

COURRiER Japon (クーリエ ジャポン) 2006年 11/16号 [雑誌]』にもでているけれど(p.56)、共和党の今年の選挙CMのひとつがアルカイダビンラディンや、ザワヒリなどをが出てきて米国の危機を全面に打ち出したもの。フセイン裁判と同じ意味合いを持ってる。ブッシュ政権自体がこの種の映像を流さないようにマスコミに圧力をかけているのに…だ。

 これと比べられるのが、1964年の大統領選挙民主党が打ったCMだ。Google Videoで「Daisy, 1964 Presidential Election Advertisement for LBJ」と題されたもの。

 これは核爆弾投下へのカウントダウンとシンクロして花びらを数える少女の映像。「米国の政治史上もっとも論争を招いた広告のひとつ」だそうだ。

 7日の中間選挙。はてさて結果はどう出るか。恐怖に煽られてではなく、希望に満ちた選挙であって欲しいな。