宇宙服からのメッセージを受け取れ!

日本時間で4日の午前8時2分、国際宇宙ステーション(ISS)から1機の衛星が飛び立った。その名も 「スーツサット1(SuitSat-1)」。名前、そして上の画像からも分かる通り、この衛星は宇宙服。ISSに滞在するロシアの宇宙飛行士ヴァレリー・トカレフさんらが、ISSに残された使用期限切れ間近のロシアの宇宙服のなかにアマチュア無線の送信機や電池、温度計を取り付けて手動で放出された世界初の宇宙服衛星。基本的にこれは宇宙に向けてメッセージを送ることを目的にするわけではなく、地球にすむ私たちに向けてメッセージが送信されるもの。

具体的には、「こちらはスーツサット1」というアナウンスに続いて世界からのメッセージや映像が流れるそうだ。メッセージはロシアやカナダ、日本やアメリカの学生、またスペイン語とドイツ語で欧州の学生たちの録音による。画像は子どもたちの絵画やサイン、記念写真など300種類。20〜50秒でアナウンスとひとつのメッセージや画像が順番に30秒の送信停止時間を挟んで地球に発せられる。地球にすむ僕たちは145.990メガヘルツの送信周波数に合わせて0.5Wの送信電力を受け止めることになるそうだ(詳しくは日本アマチュア無線連盟(JARL)のウェブサイトを参照)。ちなみに期間は数日間。電池の持ちにもよるそうだけど、最高で6週間だそう。

…とはいえ、僕はアマチュア無線の「ア」の字も知らないので、「そうかぁ、宇宙からそんなメッセージが流されているのかぁ」という壮大さにうっとりするくらいしかないのが悔しいところですが、このブログを読んでいるアマチュア無線家の皆さん、是非このメッセージを受け取ってみてくださいね。画像とかまで受け止めることができる方は是非見せてください!!