「我が家ルール」〜すき焼き編

【美熊野牛】すき焼き・しゃぶしゃぶお試しセット(300g) そろそろ〆切間近の書評が進まない。そうこうしている内に共著論文の第1稿が届いて週明けには返さなきゃいけないらしい。「仕事」のNGOの方は、最近家に仕事を持って帰らないようにしているのだけど、昼間にNGOをやっていると、「仕事」ではないNGOの方が今ひとつ疎かになっている気がする。寝ても覚めてもNGOだということに拒否反応を起こしている?・・・うーん、そんなつもりはないんだけどなぁ。帰ってパソコンには向かいつつも、知らず知らずのネットサーフィンにより時間の浪費。何から逃げてるんだろう(笑)。

 今日は仕事から帰ってきてすき焼きを作る。とはいえ、相変わらずすき焼き鍋(鉄鍋)なんてものはなくて、土鍋を取りだしてコンロにかけて作ってみる。なんか牛肉の焼き具合が今ひとつな気がする・・・といっても、まぁ安い肉だからなぁ。写真にあるような黒毛和牛とか食べてみたい(【美熊野牛】すき焼き・しゃぶしゃぶお試しセット(300g):送料込みの1980円。今日のうちの肉の4倍の値段だ)。加えて、土鍋は底が深くて婉曲しているから今ひとつ「すき焼き感」がでない。すき焼きといえば、この間実家に帰って大きな事実が発覚した。

 すき焼きというのは実家ではずっとジャガイモが入っていた。もちろん牛肉や白菜や長ネギ、糸こんにゃく(白滝)とか豆腐なんてものも入っているのだけれど、そこにジャガイモがドスンと鎮座していた。ジャガイモ好きとしてはなんともいえない幸福に溢れているのだけど、何よりもジャガイモが入ることは「普通」だと思っていた。だから、大学生になって以降、ことあるごとに「すき焼きにジャガイモ入れないの〜?」と言い続けてきたのだ。「え〜、いれないよぉ〜」「それじゃあ肉ジャガじゃん!」なんて言われながらも頑張ってきた。なのに・・・。

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 年末年始、実家に帰ってなぜかすき焼きの話になって「そうそう、なんかみんなすき焼きにはジャガイモ入れないみたいなんだよね」なんて口にすると、母親が一言「ジャガイモは入れないよ」。え????「だって、うちずっと入れてたじゃん!」と反論すると、「だってお父さんがジャガイモ入れようっていうんだもん」との返事。まじかぁ〜。ずっとそれが普通・・・とは言わないまでも、「マイナー度は低い方」だと思っていた。なのに、どうやら完全なるアウェーな「我が家ルール」であることが判明。ついでに、すき焼きの翌日に、その残り汁にご飯を入れて混ぜご飯にするってのもオリジナルな「我が家ルール」だそうだ(涙)。

 いや、間違いなく美味しいし、僕は好きだけど、にしてもここまで厳然たる「我が家ルール」であることは想定外(この言葉も最早過去)。なんとも衝撃的で、けれどどこかキッチュに思いつつ、数20年以上信じてきたすき焼き感が崩壊したのは間違いないわけです。・・・とは言いつつも、やっぱり今日もジャガイモを入れたけど(大笑)。

 皆さんの長年メジャーなことだと信じていた「我が家ルール」はありますか?