NGO/NPOにエンターテイメント性は必要か?

今日はバイト終わって、ジュビQのMTGへ。あ、ジュビQってのは、正式名称は債務と貧困を考えるジュビリー九州といいます。途上国の開発問題、貧困問題をこの国の政府開発援助(ODA)を通して考え、キャンペーン活動とか政策提言活動(通称、アドボカシー活動)とかをやっています。んーと、詳しいことは上のHPを覗いてみてください!

今、米国の某NGOからファンデーションを受けて、ODAとはまた別の政府資金(OOF:Other Official Fund)に関する小冊子を創っています。その作戦会議(笑)。ODAに関しては、つい先日新しい「ODA大綱」というのが発表されました(毎日新聞記事/外務省「ODA大綱見直し」に関するHP)が、実はこのODA以上に政府資金が一部の多国籍企業に利益を与え、非常に優位な形で環境汚染などを引き起こしつつ、投資(もはや援助ではない)を行っている仕組みがあります。それはECA(公的輸出信用機関)という仕組みです。多分、今日本語でこれについて知ろうと思ったらほとんど資料とかないんですね。NGOでも、おそらく「FoE Japan(旧・地球の友ジャパン)」くらいしかないんじゃないでしょうか。

事例としては、フィリピンのサンロケ・ダムやサハリンの石油・天然ガス開発などがあげられます。この辺りの仕組みを少しでも分かりやすく説明できる小冊子になればいいな、とメンバーが勉強会を重ねながら鋭意制作中です。11月頭には皆さんに配れるといいなぁとは思っているのですが……。

小冊子。とにかく読んで欲しい!という一新で内容に工夫を重ねています。で、タイトルの「エンターテイメント性」が出てくるんですけど。

2日前の日記に「オルタナティブ」ということを書きました。代替手段や方法というのは間違いなく必要です。ただ、その前に「現実を知ること」そして、それに対して異議申し立て、抗議を行うことも大事だと思います。そのための大事なツールになればいいなと考えてます。

楽しみにしててくださいね!