カウンセラーとレクチャラー

昨日は土曜日にもかかわらず午前中から会議であまりに生産的ではない時間を過ごす。大学では大学祭が始まっていて、ピーヒャラ?と楽しそうな状況なのに顰め面して時間を過ごすのは一体どうだろうと思うのだが、こればかりは仕方ない。じっとじっと我慢の修行時間。会議が終わってからは保護者懇談会。まだ半年の経験しかない僕が保護者懇談会で何を保護者の人たちと懇談すればいいのかとか思いつつも、パートナーの先生が非常に適切な話を適切に話されているのを見て、「ほぉ〜っ」と妙に、いろんな意味で感心してしまう。

僕はかつて「相談員」と名の付く役割のしごとをしていた。つい先の3月までは実質的な「相談員」であったわけだけれど、ここで話をするときは基本的にはカウンセラー的な気分だった。個人的にはカウンセラーなんて向いておらず、レクチャラーなタイプなのだけれど、その相談員という業務は結構カウンセラー的なものが求められる部分が多く、なるべく「傾聴」の姿勢で取り組むことが多かった(まぁ、あくまで「姿勢」かもしれない)。もちろん、「あなたの話をききます」というだけではなく、適切な説明が求められる仕事である以上、専門的な解決法もアドバイスする必要があるのだけれど。

その意味で、保護者懇談会という親御さんたちがある疑問を持ちつつ、教員との対面を求めているとき、その疑問に応えつつもカウンセラー的な位置づけで答えるにはまだまだ経験不足で知らないこともたくさんある以上、「困ったなぁ」と正直思っていた。パートナーの先生がもう20年以上の経験者であるからこそ、そこを担ってもらって、比較的サポート(主に業務的)に徹することにしていたわけだ。

何組かの保護者の方と話をしながら、パートナーの先生はどちらかといえば、レクチャラー的な相談の受け方をしていた。最初はそれでいいのかなぁという思いで見ていたのだけれど、案外、そうした回答を求めていた保護者の方が多いんだなと思った。いや、たまたまなのかもしれないけれど。なので、僕が業務的サポートの位置づけで相談に応じながら、答えるときはカウンセラー的な質問や問いかけを少しすることにして数組対応して終了。いやいや勉強になりました。

この1週間で久々に午後7時前に帰宅できて、ご飯作って食べてゴロゴロしていると、一気に睡魔に襲われたらしく(笑)、その場で沈没。気づいたら、朝日が眩しかった。寒くなった朝に気合いを入れて洗濯をして目一杯の太陽を洗濯物に照射中。今日はまた授業準備をしないとなぁ。