マスコミの引きづり力 - 決勝は広陵vs佐賀北

ついつい夜更かしして朝寝坊した今日。「ホームランだ!」というメールで「あ!」と
広陵の準決勝試合があることを思い出して飛び起きた。お昼過ぎまでテレビの前に釘付けで
決勝進出の余韻に浸った。最後1点差まで追いつかれたのは愛嬌。そして明日の相手は佐賀北
帝京に勝利したあと、「あー、こことあたる高校はイヤだろうなぁ。広陵はあたらんで欲しいな」
と思いつつ、決勝で相見舞えることに。

引き分け再試合、その後の圧勝、優勝候補の帝京戦での延長勝利。ついでに毎日新聞ではコマ送りの
ごとく写真が掲載されたセンターの壁激突キャッチ。NHKやテレ朝は強豪や期待の選手が次々と
いなくなってくるなかで「見つけた!」と小躍りしたことだろうことは想像に難くない。
高校野球のいい面を体現しているような佐賀北がいいチームなのは間違いないし、愛すべき
純粋さを持ち合わせているのも間違いないけれど、ちょっと「愛され方」が「作られすぎ」の
面も否めない。いい例が、熱闘甲子園長崎日大は完璧にスルーされましたからねぇ。やれやれ。
この日本人らしい「引きづられ感」が小泉を生んだんじゃなかったのかねぇ?マスコミによる、ね。

とはいえ、選手たちにはまったく何の責任もない。いい試合を是非是非見せて欲しい。
広陵は圧倒的な攻撃力があるように見えて、基本は「広島野球」。派手じゃなく、堅実。
ホームランなんて実際今日の一本だけだし、あとは塁に出たら送る。とにかく送る。
残念ながら東福岡や聖光学院での勝利は「野球の基本」力の差。堅牢な守備と機動力。
その意味では佐賀北は似たようなタイプなんだろうなぁ。本家本元の広島野球を是非広陵には
見せてもらいたいものです。お互いに悔いのない試合を。両校のファンも悔いのない応援を。

月曜日の毎日新聞夕刊のコラム「近事片々」にこんな文章が。(全文はこちらから

 熱中症で体調を崩した監督をいたわりながら、甲子園で勝ち進む広陵ナイン。日ごろノーサインでの練習試合を重ねてきたそうで、監督は「自ら考えて必要なことを見つける方が生徒は育つ」。

 安倍監督もこんなメンバーがほしいだろうな。
うまいこと言いますなぁ。

スポーツついでにサッカー。マンチェスター・シティvsマンチェエスター・ユナイテッド
第2節の試合を見た。ダービー。うーん、シティは手強いなぁ。ユナイテッドはテベス次第。
次節、シティはアーセナル戦。本当の強さが再び試されることに。我らがリヴァプール
サンダーランド戦。負けられません!トーレスの2試合連続得点を期待してますぞ!

あ、そういえばWCCFやってるんですが、プレシーズンカップで負けたくせに、ローカル
チャンピオンシップで優勝してしまった!!んー、最後の試合はよく勝てたもんだ。
…と独り言をつぶやくのでした。

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手束 仁
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