憧れの「左利き」はやはり

 昔から友人たちの中で左利きの奴がいるとちょっと羨ましいと思った、正真正銘嘘偽りのない右利きの僕。なぜ羨ましいと思ったのか?と問われると答えに窮してしまうけれど、何だか格好いいじゃんって思ってた。まだ左手で端を握ったり、ペンを持ったりしていると右利きへと矯正されてしまうような時代。それに贖うかのごとく左利きであることにこだわる奴が格好いいと思ったかもしれないが確かではない。

 とはいえ、こんな記事が出てくると単に「羨ましい」というだけでは過ぎなかったりするよね。

左利きの大卒男性、右利きよりも高給取り=米調査(左利きの大卒男性、右利きよりも高給取り=米調査|Reuters.co.jp)

 米国で行われた最新の調査で、左利きの男性は、右利きの男性よりも多く稼いでいることが分かった。(中略)それによると、大卒男性の場合、左利きは右利きに比べて約26%高い給料を貰っているという。同論文は「いくつかの示唆的、かつ経済的・統計的に意義のある結果が得られた」としたうえで、これらの事象をすべて説明できる理論については見つかっていないとしている。(以下略)

 ちなみに女性ではこうした結果は見られないそうだ。それは単に右利きor左利きという以前に社会的におかれた差があるのだとジェンダー・バカがいいそうなことを思わないでもないけれど(笑)、にしても3割近く給料に差があるとなると、今、右利きへと矯正している親たちは進学塾に入れたりするよりも、まず左利きへと矯正することが自らの老後を安泰にするための一番の「教育」なのかもしれない。さぁ、親ども、頑張れ。