映画『地雷を踏んだらサヨウナラ』

一ノ瀬泰造さんを知っていますか?

先日、テレビで深夜放送されていた映画『地雷を踏んだらサヨウナラ [DVD]』を見ました。

地雷を踏んだらサヨウナラ [DVD]

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カンボジアに関心を持つようになって、これまで名前くらいしか知らなかった写真家一ノ瀬泰造さんのことをいろいろと知るようになりました。にもかかわらずこの映画をちゃんと見たことがなかったんです。中島多圭子監督の映画『TAIZO』は以前、九国大の隣にある国際村交流センターで(財)北九州国際交流センターの企画したイベントで見たことがあったんですが。

激しい内戦時代の1970年代のカンボジア。苦しい人々の生活や地雷の問題、また同時期の東南アジア諸国の様子などをこの映画からうかがい知ることもできますが、何より一ノ瀬泰造さんが心から愛した「カンボジア」という国と彼自身の人間臭さと優しさがこの映画では描かれています。是非、機会があれば皆さんも見てくださいね。

それにしても今も昔も変わらないカンボジアの農村の風景は、映画だからというわけでもないんだろうなぁと思いつつ、首都プノンペンにあるトゥールスレンの虐殺博物館で見た当時の人々の写真を思い出し、また胸が痛くなります。

地雷を踏んだらサヨウナラ (講談社文庫)

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