サッカーは読み考えるもの

 昨日から新年度を迎えて新しい生活をスタートさせた人や新たな年度の誓いを立てた人などいるでしょうが(2回目のお正月ですねぇ)、二足ほど速くJリーグがスタートしています。福岡に来て丸10年を迎え、数年前からいつの間にやら福岡のホームチームであるアビスパ福岡の準サポーターである僕も毎週一喜一憂しています。「準」というのは、それほど熱心にスタジアムに足を運ばないからなんですが、それでもサポーター気取りではあります(笑)。本務校は北九州にあることから、近隣大学の有志学生とともにニューウェーブ北九州を応援するサポーターグループ「北九州学生サポーター」が結成されたようですが(関連)、こればかりは譲るわけにも行きません。お互いに切磋琢磨しましょう(笑)。

 もともと海外サッカーに興味があってサッカーを見るようになったのですが、今日2日はUEFAチャンピオンズリーグの準々決勝ファーストレグ。残念ながら自宅のテレビ環境では試合自体を見ることができないんですが(うーん、ケーブルからスカパー!に変えようかしらん…といつも思う)、いろいろと妄想も含めて(笑)楽しみにしています。

 一方であまり興味がないのが日本代表。おそらく社会一般には「サッカーといえば、日本代表」なのでしょうが、興味がないのだから仕方がありません。理由は単に試合が面白くないから。ついでに選手にアビスパの選手がいないから(笑)…というのはともかくとしても、何で面白くないのか?というと、代表であるがゆえに急造であり、チームとしてこなれていない面があるからなんだろうなとは思います。それを割り引いて見るほどの思い入れがないのは、前述の通りアビスパの…なんですがね。

 ここ数日暇つぶしにサッカー関連の本をザッと読んでました。下の本です。

4‐2‐3‐1―サッカーを戦術から理解する (光文社新書)

4‐2‐3‐1―サッカーを戦術から理解する (光文社新書)

実況席のサッカー論

実況席のサッカー論

 とりわけ最初の『4-2-3-1』は面白かった。これまでなんとなくサッカーを見ていた人にとっては目から鱗が落ちるくらいのおもしろさ。日本代表の世界からの遅れはまぁなんとなく思っていましたが、トルシエジーコの「失われた8年」に決定力がないだのなんだのというマスコミ報道に踊らされた「なんちゃってサッカーファン」は是非とも読んで欲しい一冊ですね。おなじく杉山さんの責任編集の『サッカー番長』もあわせてどうぞ。あと単純に読み物として、『実況席の…』は楽しい。サッカーは面白いなぁと言うのを別の角度から見せてくれます。

 音楽に対するスタンスもそうなんですが、サッカーもしたり見たりするだけでなく、「読んで考える」というつきあい方をすると、とても深くおもしろさが倍増しますね。とりわけすることにセンスがない僕にとってはこうしたつきあい方ができる(多面的な情報量のある)ものは大好きです。