広島皆実高校、優勝!


 広島皆実鹿児島城西を下して、全国大会初優勝。広島県勢としては41年ぶり。決勝でも得点を決めて歴代1位の得点数になった大迫勇也の凄さは十分に感じながらも、皆実のサッカーは守りの堅実さはもちろん、両サイドバックサイドハーフの上がりからの展開はとても現代的なサッカーでもあり、見ていても楽しい。皆実の1点目と3点目はまさにサイドからの崩しだけど、自分たちのサッカーをやって得点を決めて、勝てるというチームの状況はとても充実していたことだろう。

 野球でもそうだけど、サッカーもまた「広島らしさ」というのを出していたなぁ。広島魂を十分感じた試合。ひとりひとりの選手が抜きんでるくらい優れているというのではないけれど、みんなで闘いみんなで勝利する。選手がヒーローじゃなくて、みんなでヒーロー。目立つチームじゃないかもしれないけど(今日のこのニュースは「大迫残念!」的なものが多いだろうけど)、いいチームだったし、大迫を含めた鹿児島城西との決勝戦はいい試合だった。

 皆実関係者の皆さん、おめでとう。そして、広島おめでとう。次はカープサンフレでも!

※写真は「SANSPO.COM」ウェブサイト