身の回りから国際協力を

 この間のエントリーで書いた田中優さんを講師に招いた講座に九国大生も数人参加してくれました。遠いのにありがとう。面白かったでしょうか。本来ならファシリテーターをする予定だったのですが、結果的に優さんと受講生の皆さんの橋渡し的な役割を務めることになりました。少しでも皆さんの理解が進む一助になっていればいいんですが。

 前のエントリーにも書いたように、優さんは僕が勝手に師匠と(心の中で…笑)呼んでいる人なんですが、僕の授業内容のネタ元、というか考え方の根本的なところで強く関わっている人です。もしかしたら、気づいたかもしれませんね。実は来年のあるゼミでは優さんも関わった本を教科書にして勉強したいなぁと思っていて、改めて読み返しているんですが、やっぱり面白いですね。国際協力というのは、海の向こうではなくて、僕たちと共にあるということをグイグイ感じる話/本だと思います。

 その講座が終わったあと、福岡の天神・大名地区にあるカフェの店長さんに声をかけられ、お店で国際協力や環境保護に関わることが何かできないだろうか?という話をしてたのですが、今日はたまたま天神に出る用事があり、フラフラとそのカフェに立ち寄りました。たまたま店長さんがおられて、「この間はどうも」的な挨拶をして、あとは待ち合わせまでゆっくりまったりと美味しい珈琲とタバコと本を手にして過ごしていたのですが、帰る間際になって、店長さんからすごく具体的な相談をもらって、本当に些細な小さなことかもしれないですが、国際協力に関わる企て(笑)についてお話をしました。

 私たちの身近なところから、自分が普段生活している場所から世界のことを考え、実践すること。それは、優さんが話されていたまさにそのことなのですが、ただ外国に行って国際協力をするだとか、外国にモノやお金をただ送るというだけではなく、身の回りからできる国際協力を…と考えておられる店長さんに改めて「すごいなぁ」と思うと共に、何か協力できることがあれば、一緒にできればいいなと思ったのでした。