いわゆる「アメリカ」〜米ドラマ『24 (TWENTY FOUR)』

24 -TWENTY FOUR- シーズン1 ハンディBOX ようやく見終わった。米テレビシリーズ『24 (TWENTY FOUR)』のシーズン1。

 何気なくレンタルビデオ屋で「話題になってたしなぁ」と思って最初の1本を借りてしまったのが運のツキ。あれよあれよという間に全24話借りてみてしまった。さらに既に発売されている『24 -TWENTY FOUR- シーズン5 「7:00」』(レンタルは来月頭から。ただこの第1巻だけ1000円以内で購入可能)のお陰で周りを見渡しても『24』の話題が思ったよりもたくさんあって、ついつい雑誌をめくってしまう。うーむ。

 詳しい話はもはやネットで検索を書ければイヤというほど出てくるだろうからおいておいて、CMの時間も含めて1話で1時間分きっちりと話が進んでいくのはちょっと新鮮。同時並行的に大きく4つくらいが分割画面で進んでいくさまは、「次はどこの話?」と戸惑いつつも引き込まれる。まぁ、FOX TVならではな国家観と社会観があるのは否めないし、銃社会アメリカをきっちりと反映してあまりに多くの人が死んでいくのだけれど、そのなかで複数の「正義」が交錯していく姿はこれまたアメリカらしい。

 24時間ひっぱるためにはそれなりに仕掛けが必要だろう?という視聴者の追求に負けることなく、24話作りきり、さらにこれがシーズン5(来年早々にもシーズン6がアメリカで放映予定)まで続くというのがさすが。どんどん話は大きくなっていくしかないのだけど、一体、どこまで行くのか、いろんな意味で興味深い。ちなみに、ちょっと前の雑誌『Newsweek』のアメリカンドラマ特集にあったけれど、このシーズン1は視聴率的には良くなかったらしい。業界的には話題だったようだけど。

 さて、シーズン2を借りてくるかどうか。ドキドキ感を堪能したい反面、24時間またテレビの前に座っていることを考えると、「時間もないしなぁ」と考えたりもする。それもまたこのドラマの楽しみなのかも。