W杯南ア大会に地元貧困層を招待?

W杯南ア大会、FIFA貧困層「招待」検討・英紙

 6日付の英日曜紙オブザーバーは国際サッカー連盟FIFA)が2010年に南アフリカ共和国で開催されるサッカーのワールドカップ(W杯)で地元の貧困層向けに無料か極端に安いチケットの配布を検討していると報じた。関係者は「地元のサッカーファンが締め出されないような方策を考えている」と述べた。

 南アの1人当たり国民所得は約3600ドル(約41万円)で特に黒人層の収入が少ない。チケット価格がこれまでと同水準になれば、アフリカ初の開催にもかかわらず地元のファンの多くが観戦できない可能性が高い。(以下、略)

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 W杯はやはりホーム(地元)のたくさんのファンが見ることができなければ意味がない。そして少なくないサッカー選手は、サッカーをすることが貧困から脱出する方法であったわけで、そうした人たちに夢や希望を与える重要な役割がある。その意味で、FIFAのこの検討は是非現実化してもらいたいけれど、一方でこの無料or格安チケットが闇で売買されるようになるとこれにも暗雲が立ちこめるのだろうか…。それも含めて「貧困問題」ではあるのだが。