日本は相対的貧困率2位

ゲンダイネット「【斎藤貴男「二極化・格差社会の真相」】相対的貧困率2位の日本を待ち受けているもの」

 日本の相対的貧困率は13.5%で、先進国ではアメリカの13.7%に次ぐ貧困大国になっていた! OECD経済協力開発機構)がこのほど公表した「対日経済審査報告書」が、衝撃的な実態を明らかにしている。

 報告書は、貧困層の拡大が著しい日本経済のあり方に懸念を表明。正規雇用非正規雇用とに二極化されていく労働市場の改善を求めたほか、特に片親世帯の貧困が深刻化した点を挙げ、低所得者向けの教育制度を充実させるなど階層間の格差が固定化されない施策が急務だと強調している。

注):報告書についてはこちらのページで(英語)。また日本語版の要約はこちらからPDFファイルで。相対的貧困率とは、所得から税金などを差し引いた可処分所得が分布の中央値の半分に満たない家計の割合を示す指標のことだ。米日に続くのはアイルランド(11.9%)、イタリア(11.5%)の順で、調査できた17カ国の中では3.8%のチェコが最も低かった。


 いやはや「ワーキング・プア」なるものが話題になるわけだ。