おじさん世代の「『会社』社会」

 たった3回分だけでいいのに、今週末からの某大学の授業の内容がかたまらない。基本ラインは「NGO論」なのだけど、いわゆる一般的な形にしたくないのは、僕がNGOの活動に実際に深くふか〜く関わっているからで、このこだわりが逆にいろんなことを邪魔しているのかもしれない。ただやっぱり教科書通り授業をしたって仕方がないわけで、映像や写真など使えるものはなんでも使いながら、自分が関わる可能性が大いにあるNGO像、また社会と関わる市民像を描ければいいなぁと思うのだ。とにかくあと数日。初回分は少なくともかっちりと。


 今日はいつも通り事務所で仕事をした後、某国際協力イベントのMTG。ここのところ大荒れ模様で、今日も今ひとつ国際協力やNGOをイメージできていないだろう人に一から説明する。もはやちゃんと自分で勉強してきてくれればいいのに、下手に金を持っていて暇なのか、とりわけ「人生経験」のみで突っ走ろうとするおじさんが辛い。『2007年問題』を目前に、第1次ベビーブームの申し子たちが退職するなか、市民セクターへの関わりが大きく取り沙汰されるが、もはや関わってくれんでもいいなぁというほど自己顕示欲が強いから困ったものだ。


 そういえば、昔、退職したおじさん(特にそれなりに出世した人)を地域活動に関わってもらおうと思って誘うと、何もしないくせに何かと『役職』を求めたがり、命令ばかりして偉ぶるから困るという話を聞いたことがあるけれど、さもありなん。「会社」しかしらない人たちは文字通り正反対な「社会」と交わることができない部分が多いのかもしれない。その点「不況」という不幸を幸いに会社だけではない社会を知るバブル後世代は人間的にも実は大きな意味があるのかもしれないなぁ。ただ問題は、ベビーブーマーなおじさんたちはお金を持っていることやんね。下手するとたちが悪いだけだな。


 帰宅後、来月半ばに演奏する場を用意された(した?)バンド練習。といってもスタジオではなく、自宅でのスタジオ前練習。お金ないしね(まただ・・・笑)。Iさんが作ってくださった新曲を中心に、ついでにこの間スタジオ入りしたときの映像鑑賞。間違いなくベースの弦ばかり見て演奏してて見栄えが良くない。とはいえ、胸張って前を見ながら演奏するだけの技量もないのも事実。いやはやまったくもって困った話です(他人事)。いえ、はい、練習します。


 ちなみに写真はお昼に食べたカップ麺の「恐るべきさぬきうどんきつね大」(宮武讃岐製麺所)。香川に4年住んだ人間として期待してみたもののそれほどでもなくガッカリ。ただ、カップ麺ではなくて、こっちの乾麺タイプの「恐るべきさぬきうどん」はおなじ宮武讃岐製麺所でもオススメ品です。ああ、福岡麺通団も結局今ひとつだったし、おいしい讃岐うどんはやっぱり香川でしか食べられんのかなぁ。