ゴツゴツアメリカンロック:パールジャム『パールジャム』

 土日は名古屋出張。会議では、久しぶりに全国の知り合いの皆さんとお会いできていろいろと学ぶこと、知ることあり。もちろん、運営側に関わっていた今回は純粋に「楽しむ」わけにはいかなかったものの、逆に運営側だからこその楽しみもあるわけで、これを知ってしまうと、次々いろいろなことがやりたくなるから困ったモノ。そんな暇はないのにね(苦笑)。

 金土曜日あわせても結局4時間ほどしか練る時間もなく、帰りの新幹線の中では珍しく爆睡。もともと乗り物で寝れる体質ではなかったはずなのだけど、気づいて見れば3時間半超の新幹線の旅もあっという間。さらに日曜日の夜から月曜昼過ぎまでまたまた爆睡。いや〜、結構疲れてんなぁ。ここのところドタバタとしっぱなしだし。これからまた約1週間も同様にドタバタすることになりそう。

 月曜日は仕事はお休みなものの、某NGOMTGで久留米行き。ちなみに自分の団体でも集まりがあったようだけど、こっちの方が先に決まっていたんだから仕方がない。っていうか、勝手に講座を開くことになっていて、そういうのはホント困る。そういうのをやめようっていったばかりなのに。


 結局、まぁ、いいや、関係ないし・・・と、お休みのドライブがてら久留米に行く。今日のドライブのお供は、パールジャムの9枚目の新譜『パールジャム』*1。実はパールジャムは密かに好きで。「密かに」ってのは、僕はUKポップ・ロック好きと公言しているのだけど、パールジャムはゴリゴリのアメリカンロックで、渋い系だから。でもすごくロックってるのが気になっていて、どうにもこうにもパールジャムだけはチェックしてしまう。

 で、今回のこのアルバム。タイトルに自らのバンド名を示しているだけある素晴らしい1枚。ブルージーであり、もちろん大ロックであり。雑誌『SNOOZER』で、U2パールジャムを並べて2大バンドだと書いていたけれど、確かにと大きく頭を何十回も振ってしまう1枚だ。実際、(全部とはいわないけど)オープンカーで爆音でこのアルバムをかけながら車をかっ飛ばしても気持ちのいい曲もある(なんて僕のアメリカンロックのイメージを出しても仕方がないけど)。

 もちろん、聞かせる1枚であることには代わりがない。メッセージ性も強く、まさにそれを「聴かせる」のだ。シングルカットされた「ワールド・ワイド・スイサイド」思わず口ずさんでしまうリズムの素晴らしい1曲でありながら、政治性が強いものも多いのも特徴だけれど、ちょっとスピリチュアルがかったボーカル&ギターのエディー紡ぐ詩のイメージの広さは言葉が分からなくても、聴く人の頭のなかにきっと広がることだろう。世界が自分と繋がっていること、人間が生きるために何を必要としているのかも。ということで、「ワールド・・・」と同じくらい大好きな1曲から抜粋してこの稿終了。


寄せては返す波が 今日 目の前で砕け散る
愛 この世界にはもう一度愛を
人は欲張りなもの
戦争 空を引き裂き 俺にその目的を教えてくれ
俺は一人で旅して行くよ
愛 人生は全く違っていただろう
この愛を お前と見つけていなければ
「パラシューツ」

*1:リンク先でAmazon限定のアルバム収録曲「Life Wasted」のスタジオ・パフォーマンス映像が見れますので、気になる方は要チェック!